こんにちは！スタッフブログ担当のエレ田です。
本日のテーマは「階級制」です。
実は仏様の世界も我々人間社会と同じく階級制になっています。確かによくよく考えてみると、仏教は古くからカースト制度が根付いているインドで生まれたものなので考え方が宗教にも反映されているのも納得ですね。
仏（特に仏像）の世界はこのよう構成されています。
では各階層に分類される仏の中で、日本で仏像としてみられるものをいくつかご紹介します。
【如来 にょらい】
・釈迦如来→一般的知られるブッダ。元々は人間（シャカ族王子）。仏教の教祖。
・阿弥陀如来→あの世の安寧を叶えてくれる。
・薬師如来→心身の健康を守る。この世の病苦から人々を救ってくれる。
・大日如来→諸仏菩薩の祖。宇宙全体を統一する最高の如来。（盧舎那仏と同一視される）
etc...
【菩薩 ぼさつ】
・聖観音菩薩
・日光菩薩
・月光菩薩
・弥勒菩薩
・地蔵菩薩
etc..
【明王 みょうおう】
・愛染明王
・不動明王
・孔雀明王→明王の中で唯一武器を持たず穏やかな顔つき
etc...
【天 てん】
・四天王
・七福神
etc… 天部は元神々なので特に数が多い
なんとなく聞いたことのある名前も多かったのではないでしょうか。昔話の題材になっていたり、観光地として有名なお寺のご本尊だったりと知ってはいるかもしれませんが、では・・・・・
見た目はどうでしょう・・・？
「はい！これ！」と写真を見せられてどの位の仏なのか、とういう仏なのか普通はわかりませんよね。
ところどころ例外はありますが、その階級ごとに服装の共通点があります。
「大仏」「仏像」って聞いてなんとなく全部同じ人、同じ顔を思い浮かべていませんでしたか？
一定の年齢になるとそんなはずはないのにアイドルの顔が全部同じに見えてしまうが如く、同じようで実は全然違ったりします。この違いを分かった上で見る仏像や仏画などの仏教美術って結構面白いのです。
と、いうことで次回クイズを出題しますので！
エレ田プレゼンツ仏ファッションチェックをみてぜひ次回チャレンジしてください！
☆エレ田先生のクイズにご期待ください
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