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How to make ロマン 第壱話

こんにちは!スタッフブログ担当のエレ田です!


本日も弊社加工部からはカンカンと金属音が聞こえてきます。
「S」担当のエレホンファクトリー外伝「エレホンアームズ」シリーズにて加工部で使用されている道具たちをご紹介していると思いますが、今回から数回にわたってその加工法にスポットを当ててお話ししていきたいと思います。

ひとことに「金属の加工」というとあまりに様々なので抽象的ですが、加工方法というのは大きく分けて「形を変える加工」と「性質を変える加工」の2種類です。
例えば、プレスや曲げ、切断・研磨などは「形を変える加工」、めっきや熱を用いたなましなどは「性質を変える加工」なのです。







金属もそれぞれ性質を持っていますから、金属によっても加工しやすい・しにくいというのがあります。
軽く、熱と電気の伝導率が高いアルミニウムは加工しやすく、同じく銅、銅と亜鉛の合金である真鍮も加工しやすい金属に分類されます。
その逆で、熱伝導率が低く熱が加わると硬化してしまうステンレス、チタン等は工具と親和性と強度が高く、優れた腐食耐性を持つため加工しにくい金属に分類されるのです。
そして今回は実際に加工部で二人の方に「加工が難しいと思う金属TOP3」をお伺いしたところ、以下の結果となりました!

1位 アンチモニウム(アンチモン、アンチモニー)
2位 鋳物 ・ 薄い真鍮板
3位 鉄 ・ 分厚い真鍮板




理由としては、お二人とも主に溶接時の温度設定が難しいとのことでした。
堂々の1位のアンチモニウムは一瞬で溶けてしまうようなものなのですが、元もアルミなどと同じ銀色で、上から色が塗られていると気が付きにくいそうです。
加工しやすい金属に分類される真鍮であっても、分厚さで扱いが変わったりとその金属を見極めながら行われる慎重な作業ですね。


                    つづく・・・・・・・