こんにちは!スタッフブログ担当のエレ田です。
本日は、そうなんだサイエンス
以前、めっきの関係で参加したとある講習にて、「ゾル」というワードを耳にしました。
当然文系のエレ田は全く聞き馴染みのないもので、調べてみたのでみなさまにもご紹介しようと思います!
小学生の頃の理科で覚えのある「気体」「個体」「液体」
ゾル・ゲルとは、個体とも液体ともなんとも言えない状態のコロイド溶液(水の中に何かの物質の粒が溶けているもの)のことを指します。
ゾル(sol)流動性を保つもの
例:マヨネーズ、ジュース、牛乳、シロップ
ゲル(gel)流動性を失い個体状となったもの ※乾燥するとキセロゲルに
例:豆腐、ゼリー、羊羹、マシュマロ、ボールペンのインク
このゾルとゲルは、温度と条件によって相互交換することができます。水→氷といったような性質の変化ではなく、水は液体としてそのまま保持したままテクスチャだけが変化するこのゾルゲル転移は多くの食品の製法に利用されており、管理栄養士国家試験では、ゾル・ゲルと合わせて「チキソトロピー」や「エマルション」など、食品の性質に関する問題が出題されています。
ゲルインクボールペンが書きやすい!ともてはやされたのは、こういう仕組みがあったのですね。
高校化学の範囲だそうなのですが、今回もエレ田には新鮮で面白い題材でした!
では、次回もお楽しみに