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閑話休題:哲○の部屋



こんにちは。哲学(&心理学)の部屋 今日のお客さまはブログ読者の皆さまです。
司会は、わたくしエレ田でお送りいたします。

どう金シリーズPart3の最後になんとなく匂わせました
「地域も信仰も全然違うのに、同じような文化が存在するんだね」なお話し。
どちらかというと心理学的内容ですね。


世界中に存在する神話や伝承、童話、宗教上の逸話などなど
まさしく星の数ほど存在していますが、とっても似たようなお話、多いと思いませんか?

例えば、「龍」と「ドラゴン」。「黄泉の国」と「オルフェウスの物語」、「浦島太郎」と「オシアン伝説」など...
地域も信仰も言語も文化も全く違うのにも関わらず、全く同じような内容
同じような結末のお話はとても多く、これを心理学では「普遍的無意識(集合的無意識)」と言います。
定義したのは心理学者カール・グスタフ・ユングで、彼の提唱した分析心理学の中心的な概念です。
ユングは無意識の領域にも、その個人にまつわる固有の「個人的無意識」と、個人の経験に左右されることがない「普遍的無意識」が存在し、層を成しているとしました。
所謂、深層心理です。
簡単に言えば、心理テストでわかるのは個人的無意識、
世界中に類似したお話が存在しているのは、普遍的無意識です。
単純に人類という一つの種だから生物学的に同じ構造であるので同じようなことを考え至るということではなく、
無意識よりも深く、根幹の部分に先天的に存在する全世界の一致ということですね。


これを心理学ではなく受講していた哲学の講義で知った若かりしエレ田は
すごーーーーい  おもしろーーーーいとなったわけです。
知らない土地の知らない文化、だけど知ってる話。
皆さまもぜひ、普遍的無意識なお話を見つけてみてください。

それでは、また次回お会いしましょう。